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何者かとりつかれたのか、急に僕達に牙を向くアクアマリン。 身動きがとれるのはもうルビーしかいないようだ…。
アクアマリン@ルビーに再び杖から吹雪を吹きかける「コイツラハイズレ凍リツク…貴様モ始末シテクレル!!!」 ルビー@防戦一方「くそッ!!魔力じゃアクアマリンには到底かないっこない…!!!」 トパーズ「アクアマリン!!!やめてッ!!!!!!」 アクアマリン@一瞬瞳に光が「…ッ!!!…やだ…!誰か…いる…!!」 ルビー「誰かが…!?」 アクアマリン@その場に蹲る「……やだ…出てって…!!」 トパーズ「アクアマリン…大丈夫よ…頑張って…!!」 ルビー「…!!おい!!その子に憑いてる奴!!!話なら聞いてやるから出て来い!!!」 (途端、アメジスト、エメラルド、トパーズの氷が割れて消える) エメラルド「うッ…げほげほ」 アメジスト「はぁっ…はぁっ…!!」 トパーズ@アクアマリンに駆け寄り、そっと抱きしめる「大丈夫…怖くないわ…」 アクアマリン「…ねえさま……」 (アクアマリンの身体から白い人形の何かが出る) エメラルド「ゴ…ゴースト…??」 ルビー@急に怖くなり、アメジストの背中に隠れる「あわわ…!!」 アメジスト@意外と冷静「…何者だ?」 ゴーストと呼ばれたもの『…敵意はない…のか…?』 アメジスト「それは貴様次第だ。我々はフィート国王の命によりこの船の調査に来た。我が名は…今は『アメジスト』と呼んでもらえれば結構だ」 エメラルド「あたしは『エメラルド』とでも言っておくわ。こっちから侵入しといてなんだけど…あんた、何者なの?」 ゴーストと呼ばれたもの『…全て話そう。この船は考古学者の探検船で…私はこの船の船長だった…』 アメジスト「だった?」 ゴーストと呼ばれたもの@船長『ああ…。探検の航海中に「空飛ぶ人間」が船を襲って船員は全滅、この通り幽霊船となってしまったのだ…』 トパーズ「空飛ぶ人間…??それは箒や『エンゼルフェザー』の魔力とかではなくて?」 船長『いや…彼らに半透明の翼もなければ箒や杖にも乗っていなかった。何か別の力で飛んでいたとしか考えられん』 エメラルド「箒や杖を使わないで飛べるの!?」 船長『それは何とも言えないが確かに飛んでいた…』 アメジスト「そいつらは一体何の目的でこの船を襲った?」 船長『わからん…。だが奴ら…我々がある海域に入ると「この海域に踏み込む者は排除する」と言っていたな…』 アメジスト「……その海域に奴らの本拠地がある、という事か」 船長『その通りだった。我々は幽霊船となり、その海域にある孤島を発見した。その島に奴らを発見したのは良いが…仲間は霊体のまま奴らに捕まってしまい…残ったのは私ともう1人、航海士だけになった』 エメラルド「もう1人いるの?」 ルビー「あ!!トパーズ…もしかして…」 トパーズ「…もしかして、ここに来る途中に会ったゴースト…?」 (部屋にルビー達が会ったもう1人の白いゴーストが入って来る) トパーズ「さっきの…」 ルビー「船長さん…もしかしてこの人…ですか?」 船長『ああ、そうだ』 航海士『そんなに怖がらなくても…ぼく、こう見えて結構傷つきやすいんだからさぁ』 ルビー「…ごめんなさい(汗)」 アクアマリン「……仲間…まだ捕まってるの…?」 航海士『はい。あの空飛ぶ人間達は幽霊を捕まえる事ができるんです』 アクアマリン「…皆…助けてあげよう…」 アメジスト・エメラルド・ルビー・トパーズ「はい?」 アクアマリン「かわいそう…こんな大きい船に…船長さんと…航海士さんと…ふたりだけ…かわいそう…」 船長『…君……』 ルビー「…そうだナ!!ノリの良い鮒だ、最後まで付き合ってやるか」 トパーズ「それを言うなら『乗りかかった船』ではなくて?」 エメラルド「この場にひどく相応しい表現ですなぁ」 アメジスト「それにこの事件、何か臭うしな…」 ルビー「え!?犯人は仁王なのか!?」 エメラルド「バッカね〜。『仁王』じゃなくて『臭う』だってば」 ルビー「ゴホン!!冗談だって…。でもバッカなのはアメジストだぜ?」 アメジスト「何ィ?」 ルビー「事件は気体じゃないんだから匂いなんかついてるワケないじゃん」 アメジスト「…二段構えのバカはほっといて船長、その海域にある孤島とやらに案内してくれ」 ルビー「二段構えェ!?」 船長『…いや、君達には関係のない事だ。巻き込む事はできん…』 航海士『そうですよ!!関われば君達だってタダじゃすまない…下手すれば幽霊になって奴らに捕まっちゃうかもしれないよ!?』 アメジスト「気遣ってもらっているところすまないが…こいつ、アクアマリンは結構きかないところがあるんでね。一度言い出すと断っても貴様らを助けようとするだろう」 アクアマリン「………助ける」 アメジスト「先ほども言ったがこの事件はどうも臭う。何か裏がありそうな…そんな気さえするんだ」 トパーズ「船長さん、航海士さん…是非わたくし達に協力させて下さい!」 エメラルド「このままじゃ後味悪いっつーの!」 船長『…すまない!』 航海士『ありがとう…本当にありがとう!!』 アメジスト「礼を言ってる暇があったらその海域まで案内してくれ。舵はこいつ(ルビーを指差す)がとる」 ルビー「俺!?」 航海士『は、はい!!今すぐに!!』 エメラルド「ここにフランシス先生がいたら『霊に礼を言われた!』なんて言いそうだよね」 アメジスト「腐乱の話はやめろ」 航海士『エメラルドちゃんって言ったっけ?君、面白いんだね♪』 ルビー@舵をとる「よーし!!じゃあ出発!!!」
船の調査の筈が、気付くと浮ばれない幽霊を助ける破目になったというワケか…。 ま、僕にはそれだけではないような気がしてならないのだが…続きは次回だ。
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